トップページ > コラム 目次 > 家の寿命の目安

コンクリートの強度が高ければ高いほど高耐久である

コンクリートの寿命


キーワード コンクリートの寿命は初期強度とメンテナンスで決まる

住宅を支える基礎、現在日本ではほとんどが、鉄筋にコンクリートを流し込んだ基礎が採用されています。ではそのコンクリートの寿命はどれくらいなのでしょうか?
 コンクリートの強度は木造住宅基礎用コンクリートの場合、基準は日本建築学会JASSが元になります。学会では次のように規定されています。

・基礎設計に用いる強度(設計基準強度)は18N/mm2
・実際に施工するときの強度(呼び強度)は24N/mm2

つまり構造計算上は18N/mm2で安全性を確認し、実際の施工時にはコンクリ自体の品質のばらつきや施工時の環境状況などを考慮し(呼び強度)24N/mm2を使用するのが一般的です。また、寒い時期の施工に関しては温度補正といいコンクリートの強度を強くして打設するのが常識です。しかし、多くの住宅メーカー(特にハウスメーカなど年間頭数が多い会社では)は21N/mm2で施工するようです。これは、別の規格(品格法)で21Nが基準でも良いとされているからです。実際には荷重の観点から考えても18Nでも十分なのですが、18Nの場合は耐久設計強度が30年とされているので明確な根拠がなければ、24N/mm2(なぜか建築基準では24Nが基準となっています)を選択もしくは標準とした施工をおすすめ致します。価格的に21Nと24Nでは1m^3辺りでは500円程度しか違いがありません。
コンクリートの対応年数
18N は目安として30年~
24N は目安として65年~
30N は約100年以上   が耐久設計基準強度とされています。
(あくまでも基準です。実際には風雨や気候条件で大分変わります。)

スポンサードリンク

もう一つの考え税制上から考える耐用年数

一体、国は何を考えてこの基準としたのからは知りませんが、木造モルタルの住宅は20年、鉄筋コンクリート造では47年、給排水設備は15年という基準を基に税制上の計算をします。今時の施工基準を考えても短めに考えているのですが、注目するのは給排水設備の寿命です。明らかにコンクリートより短かい寿命になっています。実際の現場でも給水管や排水管はマンションなどの非木造建築物の場合は、取り換えにには大変なコストがかかり、旧基準の鉄管の場合はその寿命も短いために厄介なものとされています。コンクリートなどの構造部分のメンテナンスと同じくらい重要な工事ですので、建物寿命から考えても、特にマンションの給水排水管メンテナンスは定期的に行うのがベストです。

何か基準があるのかと言われれば・・・

さて、そのマンションですが、国が決めた老巧化の基準があります。平成14年に施工された「マンション建て替え円滑化法」という施工令の中に、建て替え対象となる老巧化マンションの定義は築30年以上であるとされています。つまり、30年を経過したマンションは建物自体の劣化具合によっては建て替えしなければならいない時期が近い、するべきなどの状態になっていてもおかしくはないと考えるのが浸透しつつあるようです。

では、木造住宅はどうでしょうか
住宅用に精製された木材は材質が均等で劣化がなけえば、最低でも100年以上は持つとされています。しかし、シロアリや長期間風雨にあたる場合などの再生できないダメージを負った場合、その寿命はそこで終わりになるという欠点もあります。正しく部位に合った材質を選び、高耐久な基礎コンクリートで長期保有(一応、国では200年構想住宅できる住宅を推奨)が可能になります。また、マンションと同様に定期的なメンテナンスを行わなければ、その寿命は著しく短くなります。理由はどうあれ、家庭環境の変化や旧建築基準化で建築された建物の老化や家族構成の変更などで30年前後で建て替えるという方が多く、時代に時代に合わせた仕様に変更するのが一般的なようです。

まとめ、最低でも住宅ローンが終わる35年以上は使用できる物件でなければならない。
また、長期保有を前提とした場合、コンクリートの強度は24N以上と定期メンテナンスは行う事、給水管や配水管のメンテは特に重要。

余談ですが、築50年近い木造のリフォームの経験があります。見た目は明らかに昭和の建物ですが、約10年毎に外壁の塗替えや配管のチェックなどをしていた建物なので、今でも十分に快適に使用できていました。

スポンサードリンク

次ページ 住みやすい住宅地とは 

ペーパーホルダーの配置 戻る